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設計コンペいでーす(2015年8月17日)

2015年8月17日の投稿です.
グループホーム建設に向けたコンペ開催当日.
眠れずに,色々思いを巡らせながら↓を書いていたような.
さて,今年度は,さらに展開展開.あたらしい企みをまさに今企み中です.
お盆明けくらいにはお伝え出来るかなぁと.

ーーーーー

★いよいよ本日(!)設計コンペを開催なのです
8/17・18の2日間、4社の設計事務所に参加頂いての、『すまいの場 設計コンペ』を開催するのです。
知的障害のある方の『すまい』ですが、それはそれは、その場所自体を『得る』ことも、『選ぶ』という前段階にアクセスするにも、『想像』することさえも・・とっても難易度が高いこと・・時代・環境なのか・・いや、私たちの力不足・・なのです。
ネットを検索してアパートを探したり、貯金をしながらマイホームに憧れを持ったり、恋人や友人を思い浮かべながら誰と住もうか考えたり、両親やきょうだい・家族との暮らしを望んだり・・・。
そういった『普通』な感じを、障害のある方に許さないのは、すべて私たちの力不足が原因ではありますが・・・
今、何ができるのか。
今、追及できる最善はなにか。
私たちなんくるでは、今、できる最善として
『グループホーム』(制度・形態)を活用した、地域での『より普通に近そうな』暮らしを提案したいと思います。
グループホームみたいなもんはベストでは無いし、制度に乗っかっているという意味でも、暮らし方の形態としては、ここ数年程度の現段階で叶えられる、まぁましなものでしかありませんが。

ある意味、恋に悩み、人生に迷い、人間関係の欲しい人が集まって住むような『シェアハウス』みたいに、ニーズで括ってまとめて住む形態としては、普通なのかもね。一軒家だって土地が買えて・そういうのが欲しい人というニーズで括って見れば、地域にまとまって住んでるし。分譲マンションもしかり、賃貸アパートも、そのすまい形態のニーズに叶った人が住んでいる。

プライバシーの尊重具合もそれぞれ。一軒家には土地の周囲に高い壁も立てられる、マンションの壁より、アパートの壁は薄い。シェアハウスはトイレも同じものを使い、グループホームは?支援者と一緒にお風呂に入る?



長い前置きで・・・今回・・設計コンペ。
これまで、障害のある方のご家族や職員、本人さんも色々な形で巻き込みつつ・・5年少々準備してまいりました。
まずは、『すまい』のハードをどんなものにするか、いろんなところへ見学に行きつつ、勉強会をしつつ・・要望や希望をまとめて、そのまとめや集約・形のあるモノへの昇華は、プロにお願いしようと決定しました。
さて、どうなるか。どのようなモノが出てくるか。
またご報告します。

2015年8月17日に之を記す也

category:ブログ  |    |  2021.08.07

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